潜在意識で理想の顔になる方法

「整形したら?」

高校2年のときにクラスメイトに突然そう言われた。特別仲が良かったわけでもなく、彼女は単なる同級生というだけの仲だった。なんの前触れもなくそう言われてびっくりした。

「えっ・・」

固まるわたしにS実は「女の幸せは顔で決まるんだよ」と言った。

心臓がバクバクした。

わたしは黙っていた。何も言葉が出てこなかった。S実はそれ以上何も言わなかったし、それから卒業するまでS実とは一言も話すことがなかった。

わたしは自分の顔にコンプレックスがあった。睨んでいるような細い目、かまきりのようにくぼんだ頬、とがった顎。鏡を見るのが嫌だった。顔をさらして生きているというだけで居心地が悪く、街でも学校でも目立たないように隠れるように生きていた。

リセットボタンがあるなら押したかった。やっぱりみんなわたしの顔を醜いと思っているんだ。何も言わなくても心の中ではブスだと思っている。やり直せるならもう少しましな顔に生まれたい。

もともと明るい性格でもなかったけどそれからますますおとなしく暗くなった。いつも小さな声しか出なかった。

S実が言ったように整形するべきなのかもしれない。調べてみたら費用が何十万もかかるみたいだった。お金をためたほうがいいよね。バイトに行く自信もないけど。

そう思いながら大学へ進学した。家から通える距離の大学でという親の希望で地元の短大へ行くことになったが、1年ほど通ったあと、どうしても学校へ行くことができなくなった。引きこもりになってしまったのだ。外へ出るのが怖かった。自分の顔が気になって仕方がなかった。顔を見られることが恐怖でしかなかった。

しばらくは何もする気が起きなかった。家では寝るかゲームをするかでなるべく現実逃避をしてすごしていた。だけど、だんだんと引きこもっていることが怖くなってきた。このまま人生終わるのかな・・と考えると怖かった。

なんとかしないと。わたしはスマホでいろいろ調べるようになった。美容整形、小顔矯正、ヒアルロン酸注入、何をするにしても相当お金がかかる。外へ出ずにお金を稼ぐためにネットで稼ぐ方法なんかも調べてみた。

そうやってネット情報を見ていくうちにときどき目にする「潜在意識で見た目を変える」という情報が気になるようになった。まさかそんなこと無理だろうという気持ちだったが、だんだんと「もしかしたら・・」と期待する気持ちが大きくなっていった。

それから潜在意識系の本や、アファメーションの本を読んで実践してみた。「わたしは美しい」「わたしの肌は輝いている」「わたしはとても幸せです」あまりにも自分に自信がなくてあらゆる前向きな言葉を素直に受け入れることができなかった。

自分を受け入れ、認めるにはどうすればいいだろう。それからまた調べて催眠療法のことを知った。療法士のところへ行かなくても自分でできる自己催眠というものがあることも知った。催眠療法というのは潜在意識を書き換えること。つまり潜在意識を利用した治療なのだ。

治療レベルでやればわたしの心も顔もなんとかなるのかもしれない。それから催眠療法のことを勉強するようになった。

日の光と草原に座る女性の後姿

それから少しずつだけど自分のことを受け入れ、見た目を変えることにも成功した。けっこう時間はかかったけれど、今は自分の容姿に満足している。職場の人にも新しくできた友人にも「きれいだね」「美人さんだね」と言われるようになった。すれ違う人に二度見されることもあるし、すれ違ったあと「すごいきれいな人だね」と言っているのが聞こえてくることもある。男の人も明らかに態度が違って優しく、ちやほやされるというのを経験するようになった。

長く悩み過ぎて疲れたけれど、勉強になったことはたくさんある。自分の容姿を変えたいと願っているあなたへ、潜在意識を書き換えることでどうやって顔を変えればいいのか、書いてみたいと思う。期待通りじゃない部分もあるかもしれないけど一度読んでみてほしい。

潜在意識で顔を変えることはできるのか?

コーヒー

これから催眠療法と潜在意識の活用でルックスは変えられるということを分かりやすく話したいと思う。

そもそも潜在意識って何かっていうと、これは半意識とも言われていて、「無意識の指令」のことを言う。

わたしはマクドナルドへ行って飲み物を頼むときたいてい「ホットコーヒー」と言う。そして言ってしまってから「しまった、今日は汗ばむくらい暑い日なのについいつもの癖でホットコーヒーと言ってしまった。何か冷たいものを頼むべきだったのに」と慌てることになる。

こんな風に、つい、いつもの癖で、何も考えず無意識してしまっていること、これをさせているのが潜在意識ということになる。

わたしの潜在意識には「わたしはコーヒーが好きだしホットコーヒーのSサイズが一番安くて節約にもなるのだからマクドナルドではコーヒーを頼むのがベストである」と潜在意識にインプットされている。だからたとえ暑くて冷たいものが飲みたいと思っていても無意識のうちにホットコーヒーを頼んでしまう。顕在意識で望んでいることとは逆のことをしてしまうのだ。

かつてのわたしは「可愛い女子になりたい」と思っていた。だけど潜在意識には「わたしはブスだ」とインプットされていた。だからずっとブスとして生きていた。

いや、ちょっと待てよ。実際にブスに生まれついたからブスだと思うようになったんだよね?

あなたはそう思うだろう。ブスに生まれついたらそれは一生変わることがないし、たとえ本人が自分のことを可愛いとか美人だとか思っていたとしても、ブスだという客観的事実は変わらないだろうと。生まれ持ったもの、遺伝子の影響もあるではないかと。

確かにそれは「今の現実」としては間違っていない。ただし、現実は自分の思いによって変化する。また客観的事実というものは存在しない。

そのことについて説明しよう。

この世界は信念というエネルギーでできている

花

わたしたちは物資世界に生きている。これは真実ではない。真実はこうだ、「わたしたちは物質世界に生きているとわたしは信じている」。自分がそう信じているからそれが現実になっている。

「わたしの顔はエラが張っている、これは生まれつきだし遺伝だから変えることができない。」これは真実ではない。真実は「わたしの顔はエラが張っている、これは生まれつきだし遺伝だから変えることができない。とわたしは信じている」というのが真実だ。

なぜならこの世界のすべては思考というエネルギーで作られているからであって、自分の現実はすべて自分自身の信念によって現実化されているからだ。

そんなことは信じられない?

量子力学では物質とは波動、または粒子の集合体のようなものであることが明らかになっている。そしてもうひとつ、量子(物質の最小単位)はわたしたちがそこへ意識を向けることで初めてエネルギー体から物質になるということ。つまり、あなたが意識を向けたことだけが物質の形を取って現実に現れるというのが最先端の研究から導き出された答えなのだ。

現実の95%は潜在意識が創っている

「意識によって顔を変えることは可能である」その理屈は分かってもらえたのではないかと思う。でも、いくら波動だとかエネルギーだとか言われても相変わらず現実は岩のように硬く動かしがたいもののように見えるだろう。

それはわたしたちに自覚できるのは顕在意識だけだからだ。顕在意識だって意識には違いないが、現実に影響を与える力はごくわずかしかない。なぜなら意識全体における顕在意識の割合はたったの5%、残りの95%は潜在意識が占めているからだ。

わたしたちが現実で何を経験するかは、この95%の潜在意識で何を思い、何を信じているかにかかっている。

なりたい顔になれるように潜在意識を書き換えよう

女性の閉じた目元と明るい背景

ではここからは具体的にどのように潜在意識を活用して、理想的な容姿を手に入れるかについて書いていくことにする。

ポイントは新しいイメージを潜在意識が受け入れられる状態を作ること。どうすればいいかは簡単だ。

1、リラックスする

頭のてっぺんからつま先まで、脱力した状態でいるときが一番潜在意識にメッセージが届きやすい。体の力を完全に抜くことで意識は無意識の領域に入ることができる。夜寝る前や、朝起きたとき、横になった状態で潜在意識にアクセスするのがおすすめ。

2、理想の顔をイメージする

こうありたいと思う最高の自分、憧れの顔になれた自分をイメージする。アファメーションを唱えた音声を用意するとやりやすい。紙になりたい顔のイメージを書いておいてそれを読んでもいい。

わたしは美しい

わたしの顔は小さく、頭の形もとても良い

聡明さを思わせる額(ひたい)

ほどよくふっくらとした頬

肌はなめらかで、透き通るように光り輝いている

まぶたは丸く弧を描き、二重の線が深く刻まれ

瞳は大きく宝石のようにキラキラと輝きを放っている

まっすぐにな鼻筋の通った小さく控え目の鼻

ぷっくりとセクシーな唇

わたしの顔には誰もが見とれる完璧な美しさがある

大人っぽさの中にどこか幼さを感じさせる可愛らしさを宿している

わたしは美しいわたしを受け入れ愛しています

この至高の美しさに感謝します

 

3、日中は気にしないようにする

潜在意識の書き換えのとき以外は自分の見た目について考えないようにする。顕在意識はたいてい余計なことを考えがちで、不安や疑いが頭をよぎりやすい。普段の生活の中では容姿のことは考えず他のことに意識をもっていくようにしよう。

4、繰り返す

潜在意識がすっかり書き換わるまで毎日続けよう。最初は1日1回~2回。潜在意識が書き換わってきたと実感できるようになったら3日に1回、1週間に1回と回数を減らしていく。

5、良い変化があったら全身全霊で喜ぶ

少しでも良い変化が感じられたら素直に喜ぼう。そして感謝しよう。大きな喜びのエネルギーが潜在意識に伝わりあなたがもっともっと喜ぶような現実を作り出してくれる。

早ければ翌日にも変化を感じられるだろう。効果を実感できるまでの期間は個人差があるから焦らず、必ず叶うという信念をもってとりくもう。

否定的な感情が湧き上がってきたときの対処法

机の上のノートとペンとめがね

潜在意識の書き換えを行うとき、マイナスの感情が湧き上がってきたらどうすればいいか。「わたしは美しい」と言ってみてもうまくイメージができない、そんなのは嘘だと心の声が聞こえる、本当に変われる気がしないなど否定的な感情が湧き上がってくるときは次のことを試してみてほしい。

心のデトックス方法

夜寝る前に枕元にノートとペンを用意しておく。朝起きたらすぐにノートを開いて思い浮かぶことを全部書き出す。いつもストレスに感じていること、言いたくても言えずにいること、消えない悲しみや憎しみなどの感情を心にわき上がってくるままに書きなぐる。悪いことだけじゃなく、良いことも書いていい。とにかく思いつくことを全部書き出す。

これを毎日続ける。だんだんと心の中がすっきりとしてくる。余計なことを考えなくなる。邪魔を排除することで前向きな言葉を受け入れやすくなる。潜在意識の書き換えもよりスムーズにいくのでぜひやってみてほしい。

潜在意識だけに頼らなくてもいい

潜在意識を書き換えることで顔やスタイルを変えることはわりと簡単なことだとわたし自身は実感している。ただ、「潜在意識の力だけを使って変身しよう」と決めなくてもいいということは言っておきたいと思う。

たとえば、一重まぶたを二重にしたいというとき、美容整形外科のHPへ行って予約をいれてプチ整形をすれば1日で二重まぶたになれる。費用も安いところなら3万程度ですむ。目じりのシワやおでこのシワなんかも数万程度ですぐに消すことができる。1日で変われるのだからそっちを選択してもいい。

美容整形を勧めているわけではない。理想の顔を手に入れるための手段は他にもあるかもしれないと、アンテナを張っておいてほしいのだ。

潜在意識がうまく働くことで、インスピレーションがやってきやすくなる。たまたま本屋を覗いてみたら顔のエラを小さくする方法が書かれた本を見つけるかもしれない。それを買って実践してみたら本当にエラが目立たなくなったということが起こるかもしれない。

あなたの願いは自分が納得できる顔になることであって、潜在意識をあやつる達人になることではないだろう。潜在意識に頼る以外に方法がないと思えることは信念をもってイメージすることを続ける。それ以外の方法で叶えられそうなことはちょっとお金がかかったり勇気が必要だったりすることもあるかもしれないけど、選択肢として検討してみるという柔軟な姿勢をもつようにしよう。

選択肢はなるべく多くしてより早く願いを叶えられるようにしたほうがいいのだから。

わたしの場合

わたしの場合で言うと、一重まぶたはプチ整形で二重にした。潜在意識で変えようと思ったときにすでに気持ち的に限界がきていたので思い切った。あとはマッサージをしたり化粧品を新しく買ったりはしたけどナチュラルな方法で変化していった。

・狭すぎるおでこ → いつのまにか普通くらいになった
・おでこの横シワ → 出なくなった
・三白眼 → 正常になった
・こけた頬 → 普通になった
・エラのぼこっとしたの → エラのあたりをなでながら骨が溶けるのをイメージしていたらなくなった
・わし鼻 → 形は変わっていないけど小さく目立たなくなった
・鼻の先が丸い → 今も丸いけど小さくなった
・鼻の穴の形が変 → 気にならなくなった
・鼻の下が短すぎる → 顔が小さくなったことでバランスが良くなった
・顔がでかい → マッサージと頬骨を両手のひらでときどきグッと押さえるのをしていたら小さくなった
・唇がうすい → ふっくらした
・肌が乾燥してカサカサ → 潤っている

今思えば、いつも悩んでいることで顔のいろんなところに力が入っていた。考え事をすると自然と眉間に力が入るし緊張すると奥歯をかみしめるので顔が四角くなりやすいし唇も薄くなる。三白眼(黒目の位置が上のほうにいってて睨んでいるような目になる)はたんぱく質不足も原因になるし、暗い気持ちでいるとなりやすいように思う。二重にしたあとも三白眼は相変わらずだったけどいつのまにか黒目が中央にくるようになった。

どのくらいの期間で変化したか

ちょっと良くなったかも?っていうのは潜在意識の書き換えを始めてから数日で感じるようになった。毎日ちょっとずつ良くなっている感じはしていた。半年、1年と経つうちに疑いようもなく変わっているのが分かるようになった。

心が折れそうになったら

ハートのイラスト

鏡に映る自分を見たとき、自撮りしてみたとき、集合写真撮ったとき、証明写真が必要なとき、容姿に恵まれた人を見たとき、自分の顔に自信がもてないと本当に落ち込んでしまいますね。心が沈んだときはもう一度この記事を読み返してみてください。潜在意識の力ってふわっとしたスピリチュアルの世界の人だけが言っていることではなくて、科学的に見ても根拠のあることなんですよ。

潜在意識の書き換えによって病気を治す催眠療法は精神的な問題だけでなく、体の痛みを取ったり、血圧を下げたりなど体の症状にも働きかけることができます。お医者さんが何の成分も入っていない偽薬を病人に飲ませても病気が治ってしまうというプラシーボ効果は実験によってその効果が証明されていますが、これも潜在意識に「この薬を飲めば治る」という信念が書き込まれることで実現するのです。

信念を持ってくださいね。

願いは叶います。

深呼吸をしてゆったりとした気持ちで毎日を過ごしてください。あなたの心が満たされることを願っています。